打球を見上げる檜垣(8月21日の高知戦)
今季はセカンドを守り、大島と二遊間コンビを組んだ
フェニックスリーグへの思いを語る檜垣(10月2日、坊っちゃんスタジアムにて=トップ写真も) |
今季成績不振に終わったチームにあって、若手の成長株が後安ならば、最も充実したシーズンを送り、結果を残したのが3年目の檜垣浩太だろう。チームで唯一3割を打ち、リーグ5位の打率を残した。「それぞれの09シーズン」3人目は、正に今、脂が乗り切った檜垣に聞いた。
――自身にとり09年はどのようなレギュラーシーズンだったか。
「充実していました。入団1年目、何も分からないままがむしゃらにやって結果(打率.309、本5、打点51)を残し、2年目は結果(打率.258、本3、打点37)が残せなかった。そんないい時と悪い時を経験し勉強したことが十分に生かせたということです」
――今季は77試合に出場し打率.324、打点40、本6、盗塁15。打率はリーグ5位で、打率と本塁打数は入団以来の最高だ。
「盗塁数が去年の23から減ったが、2月に足をケガして3月一杯調整していたことと、後期初めにもちょっと軽くケガしたことが響きました。その他は満足しています」
――去年とどこがどのように変わったのだろうか。
「今季は守備に重点をおいて試合に臨んだんです。1年間同じことを続けようと、試合当日は早めにアップし、守備練習から入って、十分に時間をかけました。そのリズムがバッティングに反映したと思います。そのバッティング練習も毎回、同じ方向や同じ打ち方から入ることで自分の調子を確認しました。去年までもやってはいましたが、ここまで徹底したのは初めてです」
――フォームはどうか。
「バットの振り方自体はそんなに変っていませんが、タイミングを取ることに重点を置いたのと、股関節に体重を乗せることをずっと大切にしていました」
――シーズン前のケガに焦りはなかったのか。
「なかったですね。確かに盗塁数は減りましたが、ケガしたことは逆によかったと思う。焦ることなく、色々な人と話をし、時間があったので本も読みました。特に人と話することは有意義だったし、その時間は大事だったし、いい経験になりました」
――今季の課題はどうか。
「課題はずっと守備です・・・(苦笑)。守備とは打球を捕ってアウトにする、それ以外は何もないわけで、今年1年間ずっとセカンドを守って来た自信はあるし、上手くなったか否かは分からないですが・・・」
――自身の成績と相反するようにチーム成績は停滞した。
「僕がこうやっていたら勝てていたという試合もありましたが、チームが負けることで責任を感じるから何かを話してチームを変えるということではなく、自分が最大限にプレーすることでチームがよくなる、そんな風に考えてやっていました」
――レギュラーシーズンは終わったが、これからフェニックスリーグ(10月6日~22日)が始まり、プロとの対戦が待ち受ける。
「優勝がシーズンの目標ならフェニックスで活躍するのももう1つの目標。1年間の集大成のつもりでやります。去年はまずまずの成績でした。フェニックスは、ドラフト会議の指名(今年は10月29日16時~)へ7~8割のウェイトを占めると思う。すごく大事だと思います。今からあと1カ月ほど野球ができるわけですから、思い切ってやります」