2月16日（月）にスタートした恒例の今治強化合宿、この日早速、主軸投手が次々とマウンドに上り、バッティングピッチャーを務めた。その一番手は昨年見事に復活した近平（写真左）。ブルペンで浦川相手に軽くキャッチボール、マウンドでも6分程度の力で打者相手に余裕の投球を披露。期待のルーキー近藤のバットを湿らす場面も何度か見られるなど、その経験に裏打ちされた巧みなピッチングは流石（さすが）だ。「今日は打たせる球を投げたつもりです。調子はボチボチ上がっています。変化球はこれからですよ」と控えめながら、リハビリ途上だった昨年の今頃と比べると雲泥(うんでい）の差。自ずとその表情はいたって明るい。キャプテンの梶原も初日を総括して「いい感じでやれたと思う。チームの雰囲気も悪くないです」。さらに大津、高木、篠原、入野らも異口同音。言わずもがな――確かな手応えを掴んだ選手が多かったのは間違いない。